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2023.01.18

冬の寒い日は特に気をつけて!水栓の凍結破損の予防方法について

冬場、寒さが特に厳しい日は、水栓が凍結破損することがあるので注意が必要です。
水栓の凍結といえば寒冷地の話だと思っている方が多いと思いますが、冷え込みが厳しい時は、寒冷地以外の地域(=一般地)でも水栓が凍結することがあります。

水は凍ると、約9%も体積が増えることをご存じですか?この体積の膨張によって、水栓の本体や部品が破損してしまうのです。

水栓の凍結破損の原因

※一般社団法人日本バルブ工業会「水栓の凍結防止」より抜粋(https://j-valve.or.jp/suisen/suisen-zenpan/

水栓の凍結が起こりやすい状況

水は0℃で凍り始めるため、気温が零下になると水栓が凍結しやすくなります。
外気温が0℃以下になり、水道水が冷やされることで、その配管内に残っていた水が凍結してしまうのです。
ただし、0℃以下になった場合でも、水道管内で水が流れている(給湯器を使っている)場合は凍りにくくなっています!

水栓凍結の予防方法

水栓凍結の予防方法をご紹介します。
水栓凍結が予想される時は、以下で紹介する方法で凍結を予防できる場合があるので、試してみてくださいね!

一般地の場合

①少量の水を流しっぱなしにする

凍結が予想される時は、寝る前に少しずつ水を出しっぱなしにすることで凍結が予防できます。水の動きがあると凍結しにくくなるので、お風呂の蛇口から水の幅が4mmくらいの少量の水を流したままにしてください(約400cc/1分間)。その際、給湯器リモコンの運転は「切」にしてくださいね!
また、サーモスタット混合水栓の場合は、サーモスタットで最高温度の位置に設定して水を流し続けてください。
ちなみに、寒冷地では日中でも凍結することがあるので注意が必要です。

水栓から少量の水を流している画像

②保温する

水栓に布や保温材を巻いて保温します。

水栓を布でまいて保温している画像

③全ての水を抜く

元栓を閉めてから水栓レバーハンドルを上げて台所・洗面所、そしてトイレのタンクの水を全て抜いてください。水抜きが完了したらレバーを下げてください。
上げたまま放置すると、レバーハンドルを下ろすことができなくなる場合がありますので注意してくださいね!

寒冷地の場合

①水抜栓を操作する

水抜栓のここを回します

寒冷地仕様の混合栓は、水抜栓を操作します。湯・水の中間でレバーハンドルを全開にして上げてください。その後、レバーハンドルを上げたまま数回、湯側・水側まで回します。
水抜栓の水が抜けたら、レバーハンドルを閉めてください。

引き出しタイプの水栓をお使いの場合は、ホースを水抜栓より上に持ち上げて上下に振って完全に水を抜いてください。開けたまま放置するとレバーハンドルが閉止できなくなることがあるので、水抜きが完了したら必ずレバーハンドルを閉めてくださいね!

②(電動水抜装置タイプの場合)水抜きと湯抜きを同時に行う

水抜き栓の画像

水抜装置画像(メーカーにより異なります。)

水抜栓のボタンを押して、配管内の水を一気に抜きましょう(ゴーッというすごい音がします)。念のため水栓のレバーを上げて水が抜けたかの確認してください。

再度、ボタンを押して使用開始する場合は、蛇口レバーをゆっくりと上げて通水してください。水道管の中にあるエアーと水が出てくるので水が飛び散ることがありますが、しばらくするとおさまります。

水抜栓、湯抜栓にも様々な種類があります。お部屋の水抜栓・湯抜栓の場所などを確認してみてくださいね!

水栓の凍結破損の予防方法

最後に水栓の凍結破損の予防方法についてのポイントを整理しておきますね!

ポイント①

就寝前はもちろん、日中でも氷点下になるほど寒い日は水抜きをしましょう。

ポイント②

氷点下が数日続く場合、日中でも水を使用しない時は水抜栓を閉め、残り水を出し切りましょう。

ポイント③

水栓が凍結してしまったら、気温が上がるのを待ち、自然に解凍されるのを待ってください。
無理にお湯などをかけて解凍しようとすると管や蛇口の破損の原因になるので、自然解凍がベストです!

まとめ

今回は、水栓の凍結破損の予防方法についてご紹介しました。
寒冷地でなくても、厳しい寒さが続く時は水栓が凍結破損するおそれがあります。
水栓が破損してしまったら大変!
気温が0℃を下回りそうな時は、今回ご紹介した方法を参考にしてくださいね!
もしも水栓が凍結してしまった時は、自然解凍が一番!焦らずに気温が上がるのを待って対処してください。

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